紫藤尚世 様

着物デザイナー

芸術家

紫藤尚世

東京・浅草生まれ。
日本舞踊名取師範、書道家、華道家として伝統文化を幼少より学んできた。1977年、伝通院住職より紫藤尚世の名を拝命し着物デザイナーの道へ。
1987年、中森明菜「DESIRE〜情熱〜」(日本レコード大賞受賞)の衣装を担当。
1991年から自身のファッションショーを毎年開催、35年間継続中。
2005年、来日中のマイケル・ジャクソンから着物制作を依頼される。
2019年ドバイのハムダン皇太子が来店しSNSで世界1500万人に公開。2022年トランプタワーでメラニア夫人の目に留まりオートクチュール着物を受注。
同年、現代アートブランド「AAAPARE(アーパレー)」を始動。戦前のヴィンテージ「丸帯」に金細工を融合させた作品群は着物を「芸術」へと昇華させた。
2025年、世界11カ国の大使を迎え東京タワーにて初公開イベントを実施、東京アメリカンクラブのギャラリーにて個展「丸帯アートの世界」を開催。
2026年は、歌舞伎俳優・尾上松也主演「桶狭間の義経」の舞台、全衣装デザインを担当。
伝統と革新、工芸と現代アートを世界に届けるべく、紫藤尚世の挑戦はいま最も輝かしい時を迎えている。

着物のデザイナーの紫藤尚世と申します。

この度は素敵な賞をいただきまして、本当に感謝しております。
とても嬉しいです。

今までの私なりの努力が認めていただけたことが「あなたは利口だったわね」と褒めていただいてるようで、
とても嬉しゅうございます。
本当にありがとうございました。

私は来年80歳になります。
ここにいる中で一番年上かなと思います。

50年前に青山に小さなショップを出しました。
その頃は五月みどりさんがとても人気者でして、彼女とお知り合いになり、「毎日お着物を届けてちょうだい」と言っていただいて、五月みどりさんのお着物を毎日お届けしたのが表参道だったんです。

ショップも表参道に出すことになりました。

水前寺清子さんや、去年表彰された鶴太郎さんなど、有名な方のお着物を作らせていただいております。

そして世界に行くと、マイケル・ジャクソンさんの、お着物みたいなお洋服みたいなものをデザインさせていただいたり、アメリカの大統領の奥様であるメラニア夫人からオートクチュールのお着物の注文をいただきました。

ハムダン皇太子が来店され、お着物を買っていただき、世界の方にも愛されるようになりました。

これもひとえに皆様方のおかげと本当に感謝しております。

50年間ずっと日本の着物を世界のファッションにしたいと願って、2022年にAAAPAREというブランドを立ち上げました。

着物はなぜ世界の人々が着てくれないかと考えますと着付けが難しい、ということで、皆様に着ていただくことができなかったんです。

簡単に帯は差し込むだけとか、動きやすいとか色々なことを考えまして、そうしたお着物を作ったブランドがAAAPAREです。

今日はAAAPAREを着たお客様に来ていただいてるので、少し見ていただきたいと思います。

――100年以上前の日本の織や刺繍は、素晴らしい技術です。

丸帯は裏も表もぐるりと織があります。
素晴らしい丸帯という文化があったんですが、今は袋帯に変わり、丸帯を見ることも少なくなりました。

この素晴らしい技術を、世界に届けたいと本当に心より思い、日夜頑張っております。

今日の授与式に、私がここに立てたのは、ちょうど1年前に大橋様とエレベーターで会い、それがご縁でした。

大橋様はサンゴのブランドの方なので、サンゴとコラボしようということになりまして、この後ろにある真ん中の作品はサンゴを800ピース使って作りました。

何を言いたいかというと、どんな時でもどんなご縁があるかわからない。
こんな素敵なご縁を、この会場でお会いできて、人生は悪くないなと思っております。

大橋様ありがとうございました。

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