
オリスジャパン株式会社 代表取締役
田中麻美子 様
兵庫県出身
オーストラリア南クイーンズランド大学アジア研究専攻 BA、青年海外協力隊で在フィリピンインドシナ難民センターに2年在勤
外資系ブランド日本法人での事業立上や再編など様々なプロジェクトに携わり2012 年から 2017 年末までビクトリノックスジャパン株式会社代表取締役(在任中ナイフをはじめとする道具を使うことが子供の発育発達に有益であること、五感を使うことの大切さなどを、教育及び脳科学・発育発達学の専門家とともに啓発する活動に携わり、学研と小学生向け教材を開発)
2018 年スイス機械式時計ブランド Oris の日本法人、オリスジャパン株式会社立上現在オリスジャパン株式会社代表取締役
在日スイス商工会議所役員(2016 年 2 月~2020 年 2 月)
日本プレイワーク協会理事(2016 年 11 月~)
千葉義塾理事(2020 年 10 月~)
(講義・講演)
– 吉田春野記念分科会セミナー
– 立教大学観光学部
– 自治体主催セミナーなど
(執筆)
– 「刃物と日本人」ヤマケイ新書(コラム執筆)
– 「離婚は家族を壊すか」バベルプレス(共訳)
– 雑誌「オルタナ」、ウェブサイト「ら・し・く」他。
皆さまこんにちは田中 麻美子と申します。
この度は栄えある賞を頂戴いたしまして本当にありがとうございます。
並居る素晴らしい諸先輩方に並びまして、そして世の中に沢山いらっしゃる輝いている素晴らしい方々を差し置いて、私のような者がこんな賞を頂くことが大変恐れ多い事で恐縮ですけれども有難く存じます。
先ほどご紹介頂きました40年間スイスのビジネスとおっしゃったのですが、実はそうではなく20代の前半は青年海外協力隊員として当時フィリピンにありました難民センターで、まさにキリムフィールドを生きてこられた難民の方々と寝食共にして国籍とか国境とかそういうものについて深く考える機会をもらいました。
それからフィリピン滞在中に当時大活躍というのでしょうか、暗躍していたNPAと呼ばれる極左の共産ゲリラのテロとか、それからマルコス政権も終焉に追い込んだ軍事クーデターも実際に現地で体験しました。それがわたくしの人生観とか社会観を作るものになっております。
その後フィリピンで知り合いました先輩の協力隊員と結婚しまして、彼の赴任に伴ってオーストラリア ニュージーランドそれからインドネシアなど、色々と住みましてフィリピン時代から通算するとだいたい10年位日本を留守にしておりました。
日本に帰ってきてからは就職も無かったのですが、外資系の仕事を沢山させて頂いております。
外資ブランドの仕事を色々やりまして、先ほどご紹介頂きました、ORISという今年創業117年になります時計ブランドの日本法人の代表をしております。ORISの日本法人は2018年の1月に立ち上げまして、その前もスイスの会社ビクトリノックスといいまして、男性はご存じの方が多いかと思いますけどスイス・アーミーナイフマルチツールといいまして、沢山ツールが付いているそれで有名な会社の日本法人をやっておりました。
ということでスイスに住んだことは無いのですが、10年余り在日スイス商工会議所のメンバーで、役員もやらせて頂いておりましてスイスと日本の関係に深く関わっております。
それからそこを通してヨーロピアンビジネスカウンシル、これはEUの商工会になるのですけれどもそこにも所属しておりまして、ヨーロッパの支店からの色々な情報を定期的に得ていくことも有難いと思っております。
そうした中で40年間色々な国や文化背景の人たちと深く関わってきておりまして、その中で色々感じることがあるのです。まずここで今日お話ししたいと思いますのは、自分の国の歴史とか文化に対する誇りが他の国の人と比べて日本人はとても薄いのです。それはとても残念なことだと思っております。
私はずっと英語で仕事をしておりますので、色々な方から英語を喋れるようになるにはどうしたらいいのですかと、うちの子供たちは幾つから英語を勉強させるといいのですか?留学はどうすればいいのですか?というご相談を沢山受けます。
その時にわたくしがいつも申し上げるのは、まず日本語 国語です。
それから日本の歴史文化をしっかりとお勉強してもらってください、とお願いします。英語が上手でも自分の国の文化や歴史についての洞察や教養のない人は尊敬されません。
国際社会ではそういう事がとても大切なので、今後わたくしは今まで皆さんのお陰で、今日までこれています。
これからの国を担う若い方々に、そういうことを少しでもお伝えできるような事に、お手伝いをしたいなと思っております。
本日はどうもありがとうございました。
