柴田理恵 様

女優

柴田理恵

富山県出身。
明治大学文学部演劇学科卒業。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年に久本雅美らとWAHAHA本舗を設立する。
バラエティ、テレビドラマ、映画、ラジオと多方面で活躍中である。最近では劇団公演以外にも小劇場の舞台に精力的に出演している。
主な出演作はバラエティ「女神のマルシェ」ドラマ「ひよっこ」「続・最後から二番目の恋」映画「化粧師」「来る」舞台「喜劇売らいでか!」「雪まろげ」「わらいのまち」など多数。

本日はこのような素晴らしい賞をいただきまして、本当にありがとうございます。
最初、何で私がプラチナエイジというすごい賞をもらえるのかさっぱりわからず。

私はWAHAHA本舗という劇団を立ち上げまして、来年で40年になるんですけれども。WAHAHA本舗が文化や教育に貢献するとはとても思えず、むしろ叱られる立場でばかりいたので、すごい不思議でどうしたんだろうと思いましたら、着物のリメイクを目につけていただいたということをお聞きして、本当に嬉しかったです。

きっかけは、アフリカとか韓国とか、旅行者の方達が日本にお見えになったりするときに、民族衣装きれいに着てこられる素敵だな、日本人も気軽に着物を着れる人が増えたらいいな、自分が着れてないやと思って。自分なりに踊りの先生の所に習いに行く、着付けの先生のところに習いに行くなどやっておりました。

田舎の家にある「開かずのタンス」という、ばあちゃんとかじいちゃんの着物が残っておりまして、みんな嫌がって手をつけないんです。

何が出てくるかわからないので、「じゃあ私が開ける」と言って開けましたら、汚いねずみ色みたいな着物が、どんどん出てきたんです。

これ何とかならないのかなと思って、石田さんのところに行きまして、「これ何とかなりますかね」って言ったら、昔の着物というのは本当に、日本人の細かい手仕事をたくさんやっていた時代があって、すごく良いものなのよと言って。それを洗い張りして、少しシミがあったら染め直したりしてるうちに、日本のその着物にまつわる職人さん達はすごい大事な人達だっていうことに気がつきました。

例えば染物屋さんや洗い張りする方達、織る人とか、それから和裁士さんとか。着物を着ないとなくなってしまって大変だ、数年前のコロナ禍で例えば簪(かんざし)屋さんが廃業なさったり、色々な事を聞きましたので。

なんとか日本文化で昔の着物をリメイクして、例えばじいちゃんばあちゃんの着物を、小さいから2つを1着にしたらちゃんと1人前の着物になったので。そういうふうに無駄なく着物を再利用できたら、十分に綺麗に着れるので、そういうふうな活動をやれたらいいなと思い、今一生懸命本を出したりして、「こういうのをやると素敵ですよ」とやってる最中でございます。

もちろん新しい着物も素晴らしいと思うけど、お家にあるご家族の想いがこもったものを、これからも大事になさるような世の中になってたら、素敵だなと思ってやっております。

私たちの年代というのは、若い頃から一生懸命頑張ってきて。これからも眉間にしわよせて頑張るというよりは、にこやかに朗らかに、「活」という字の生き生きと、ニコニコと上機嫌で生きていくのが私は一番いいんじゃないかと思ってるんです。

自分のできることを楽しくやっていく。それで私たちの年代が元気にやってたら、きっと若い人たちも「あんな年寄りになって楽しくやりたいな」って思ってくれるんじゃないかと思って、そういう人間になりたいなと思っております。

本業の方も一生懸命頑張ります、どうぞよろしくお願いします。

ありがとうございました。

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