
華道家元池坊 次期家元
池坊専好 様
小野妹子を道祖として仰ぎ、室町時代にその理念を確立させた華道家元池坊の次期家元。
紫雲山頂法寺(六角堂)副住職。
いのちをいかすという精神に基づき、西国三十三所の各寺院やニューヨーク国連本部で世界平和を祈念した献花を行っている。
また、音楽や能、テクノロジーなどの他分野とのコラボレーションなどの活動も展開している。
2014年、日本感性工学会論文誌において、いけばなについての論文を発表する。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(大阪・関西万博)副会長。
在京都アイスランド共和国名誉総領事館 名誉領事なども務める。
この度はプラチナエイジという、素晴らしい賞を授与してくださいまして、心から御礼申し上げます。
私は、歴史に刻まれてから560年以上の伝統を持ちます、華道家元池坊。
生け花の世界で生きております。
私たち池坊人がこれまでも今もこれからも、大切にしている哲学があります。
室町時代16世紀前半に成立いたしました。
「池坊専応口伝」
-池坊専応という、家元が著した文言の中にございます。
それは「枯れた花にも華がある」ということです。
私たちは若さ、いわゆる花と言われる時代、また外見や姿に目を奪われがちですが、
専応口伝では、生命のありとあらゆる姿に命の輝きを見出し、
そしてその時期でなければ、味わうことができない、感じることができない、伝えることができない輝きがあると捉えています。
ですからプラチナエイジというこの協会の趣旨と、
専応口伝はぴったりと合致しているのではないかと捉えています。
私は小さい頃から、人生の先輩方が一生懸命生け花に打ち込む姿を拝見してまいりました。
池坊の会員最年少は0歳、そして最高齢は100歳です。
0歳と言いましても自分で会員登録はできませんので、ご両親がお誕生記念に登録されたのではないかと思います。
ですが、0歳から100歳の方が生き生きと生け花を学び、そして自分自身を生け花を通して表現されています。
そうした意味では本当に小さい頃からこうした、人生の先輩方や輝いている方々を拝見できました。
まさにロールモデルにたくさんお会いしてきたということも、私が活動を続ける大きな原動力になっています。
これからもこれまで私が拝見してきた、沢山の方々に学びながら私自身も、
これから後に続いていく若い方々に何か良い刺激やあるいはお手本になれるように、努めていきたいと思っております。
これまで生け花の世界で道を作ってくださった、
また日々の実践を通して輝く生きるということを示してくださった、華道人を代表しまして、その一員としてこの賞を受けたいと思います。
本日は誠にありがとうございます。
