野口聡一 様

宇宙飛行士・東京大学特任教授

野口聡一

1965年神奈川県生まれ、博士(学術)。世界で初めて3種類の宇宙帰還を達成した宇宙飛行士としてギネス世界記録2部門認定。
2021年「宇宙からのショパン生演奏」動画などでYouTube Creator Award受賞、国際NPO「Genius 100」財団が選出する「世界の100人」に選出。宇宙帰還後の燃え尽き体験や死生観を掘り下げた「宇宙の当事者研究」により日本質的心理学会論文賞など受賞。ボーイスカウト特別功労賞。
東京大学特任教授、(株)国際社会経済研究所CTO、(株)IHIアカデミー長、カップヌードルミュージアム名誉館長、立命館大学学長特別補佐、国連WFP協会顧問、国際経済フォーラム(ダボス会議)上級フェロー、アメリカ最大の宇宙NGOであるSpace Foundation理事にアジアから初選出。趣味は料理、キャンプ、作詞(Sony Music Artists)、ゲーム、飛行機操縦。

ただいまご紹介いただきました、宇宙飛行士の野口聡一です。
本日は非常に栄えある賞を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。
同時に受賞されましたベストプラチナエイジストの皆様も合わせて、お慶び申し上げます。

このような素晴らしい賞を受賞できたのは、私の活動を支えてくれた家族のおかげでございまして、妻と子供たちと、本当に宇宙飛行士という肉体的・精神的にも厳しい職業を全うする中で、家族の存在は非常に大きかったと思いますので、家族には感謝したいと思っております。

この職業を通じて、同僚、先輩、諸氏、いろいろな形で支えていただきました。
宇宙飛行士としての先輩飛行士たちにも大変薫陶いただきましたし、一緒に働いていたフライトコントローラー・お医者さんたちを含めて、同僚にも大変感謝しております。

今はJAXAを離れてさまざまな形でメディアの皆様との活動が多くなっておりまして、出版も最近いくつかさせていただいて、実は今日は一緒に本を最近出して、主婦の友社から『50歳から始める定年前退職』、大変売れておりまして、その担当者も一緒に来てもらいました。
そのような形で私の活動を支えてくれている、一緒に仕事をしてくれてる仲間というのが、歳を重ねていける一番大事なポイント。

プラチナエイジ、大変素晴らしい言葉で、これまでは何となく「60歳還暦」みたいな言い方でしたけど、プラチナエイジと言うと、ゲームでいうとプレイヤーレベルが上がっていった、私もレベル60に到達したかと。
レベル50の時とは違った戦い方ができる、同じように戦う必要はないけれども、レベル60なりに新しい経験と知見と武器を持ってまた戦っていけるのか。

プラチナという言葉でいうと、航空会社のマイレージのステータスがありますよね。
「プラチナステータスか」、何か素晴らしいな。
このプラチナステータスは落ちることがないと、来年飛ばなくてもプラチナのままでいられるということで、大変素晴らしいかなと。
我々が60歳、61歳、重ねていく中で、それまで得たものが落ちていかない、輝きを失わないステータスとして、プラチナエイジストという言葉をいただけたと思って、これからの活動に励みにしていきたい。

最後に今年のテーマである「交わる」というか、「交差する」、大変素晴らしいなと思いながら拝見していました。
私は宇宙飛行士としては3回宇宙行かしていただいて、それは本当に幸運なことなんですけど、3回終わったところですね。
ギネスから表彰していただいて、宇宙に何日居たか、宇宙遊泳どれくらい長くやったか、ロボットアーム何種類操縦したとか、現役としては何をやったかが気になるんですけど、表彰していただいた理由が「3種類の違った宇宙船で地球に戻ってきた」、それが人類初めてであると。

宇宙というのは行くことも大事だけど、無事に帰ってくることが大事な場所である。
宇宙と地球を繋ぐそこの交差点に我々人間がいるということで、宇宙で得た知見・経験、人生観といったものを、地上にいらっしゃる皆様、あるいはこれから地上を繋いでくれる次世代の子供たちに繋いでいきたいと思います。

本日は大変栄えある賞をいただきまして、誠にありがとうございました。

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野口 聡一 宇宙飛行士 | JAXA 有人宇宙技術部門

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