「47都道府県を回って、ファンの方や多くの方に元気をあげたい!」

日本最高齢フィットネスインストラクター
瀧島未香さん

2021年1月15日に90歳の誕生日を迎えられた「タキミカさん」こと瀧島未香さんは、日本最高齢フィットネスインストラクターとしてご活躍されています。
その活躍はメディアを通じて大いに話題となり、2020年11月に開設した公式YouTubeチャンネルの登録者数はすでに2万人を突破。家族からの「太ったね」という言葉をきっかけに65歳でジム通いを始め、87歳でインストラクターになった瀧島さんは、その笑顔と明るいキャラクターで、幅広い世代に夢や元気を届けていらっしゃいます。

今回は、第7回プラチナエイジ夢フェスティバル<プラチナ大賞>受賞のインタビューを行い、トレーナーである株式会社パワーエイジング代表取締役社長・中沢智治さんにも同席いただき、zoomにてお話を伺いました。

65歳からジム通いを始めたそうですが、それまではどんな生活だったんですか?
瀧島さん:専業主婦をしていました。洗濯して掃除をして、お風呂を洗って、あとはもう何もしないでゴロゴロしていましたね。間食して飲んだり食ったりしていましたよ。

ジム通いのきっかけはご主人の一言と伺いましたが、大変ショックを受けられたそうですね。
瀧島さん:そういう生活をしていたら太っちゃったんですよ。本当に間食ばっかりでね。おせんべい食べたり甘いもの食べたり、コーヒ飲んだりお茶飲んだりで、それで何もしなかったから、すごく大きくなっちゃったんです。でも、本人はあんまり気付かないんですよね。ところが、第三者から毎日のように「太ったね」って言われ続けて嫌になっちゃって。最後は着るもので納得しました。ズボンも入らなくなっちゃってね、もう納得です。

そこから痩せようということで、ジムに行かれるんですね。
瀧島さん:はい。最初はお父さん(※ご主人)が探してきてくれたジムがあって、そこに行きました。でも当時はいまみたいに安くていいスポーツジムがなくて、お金持ちの人たちが行くようなところだったんですよ。それで、お父さんに「じゃあ一緒に行こうよ」って言ったら「俺はいいんだ」って言われて。それでも一緒に行こうよって言ったら最後は「しつこいぞ!」って怒られちゃってね。じゃあいいわよって言うことで、教えてもらった翌日にすぐ1人で行ったんです。それが最初ですね。

実際にジムに行ってみていかがでしたか?
瀧島さん:最初はね、体験だけでもということでやってみたんです。でも、いろいろ体操とかやってみたら面白くって。だってやれば痩せるんですから。それで次の日にすぐ入会して、何にも分からないところからインストラクターの方に教わって、年数をかけて痩せていこうと始めました。急いで痩せると皮がだぶだぶに残っちゃうから、きれいに痩せましょうって言って、時間をかけて以前の私に戻ったんです。私は元々身長が150cmで42kgくらいだったから結構スマートだったんですよ。自分で言っちゃいましたけど(笑)。それに戻ったんですね。

なるほど、時間をかけて徐々にやっていったんですね。
瀧島さん:ところが、そのジムが閉店してしまうんですよ。でも、その少し前に蒲田駅前にティップネスさんという新しいジムができまして、私はそちらに乗り換えたんです。そこに、いまも本当にお世話になっている中沢先生が支配人としておられたんです。

ここで中沢さんと出会うんですね。
瀧島さん:中沢先生はインストラクターもやっていらっしゃったので、私もパーソナルトレーニングをお願いしてやるようになったんです。そうしたら、中沢先生は異動があって、また別の所に行かれたんですね。お元気でやってらっしゃるかなと思っていたら、5年くらいしてまた中沢先生が戻ってらして、しかも独立してジムを始めたと仰るんです。だから聞いたんですよ。「先生、お客さんはどうなんですか?」って。そうしたらこれから集めるなんて仰るので「じゃあ私、一番になる!」って言って、そして中沢先生のところでまたパーソナルトレーニングを教えていただくようになりました。ティップネスさんでは30分しか見ていただけなかったんですが、それからは1時間みっちり見ていただけるようになって嬉しかったですね。

中沢さんのご指導はそんなに良かったんですね。
瀧島さん:はい、本当に良いんですよ。最初にどういうことがやりたいか聞いてくださったんですが、私はヨガもやっていたので、バランスを良くして欲しいってお願いしました。ヨガの立ちポーズでも、片足をくるぶしまで上げるともうフラフラしちゃってたんですよね。それを直したくて最初にお願いしたら、もうずっとバランスを整えるメニューをやってくださって、できるようになりました。それで今度は「筋肉を付けて逆三角形のかっこいい体にしてください!」って言って、それもしっかりやってくださって、その次はおへそにピアスを付けたいって言ったんです。

おへそにピアスですか?
瀧島さん:女性のエアロビクスの先生がいらして、その先生がおへそに青くてきれいなピアスをしてるのが素敵だったんですよ。だから、私もあんなぺったんこできれいなお腹になって、おへそにピアスしたいって思ったんです。でも、それは子供に「お母さんお腹にピアスなんてしないで!」って怒られちゃって、中沢先生にも止めておきましょうねって言われました。

今度はお子さんに怒られてしまったんですね。
瀧島さん:はい、だからピアスはしていません。そのあとは、外国人の女性みたいなキュッと上がったお尻を作りたいって言って、それをやりました。だから、1つ1つ丁寧にやっていって、だんだん変化していったんですよ。体は本当に変化するんです。中沢先生が教えてくれる体操が本当に効くんですよ。それを10年間続けていまのこういう体になれたんです。

小さなことの積み重ねなんですね。
瀧島さん:そうですね。やることは地味ですけれども、ものすごく効くんですよ。だから1時間の最後のほうなんて「先生、もうできません!」って言うんですけれども、中沢先生は「いや、できる。できます!」って言うんです。だから、「じゃあやってみよう!」と思ってやるとね、本当に体が変わっていくんです。嬉しいですよね。

では中沢さんにもお話を伺いたいんですが、タキミカさんの第一印象はいかがでしたか?
中沢さん:いまとまったく同じで、とにかく明るく元気なお姉さまですね。あとは、できないことがあるとすごく悔しいんです。私も宿題を出すんですけれども、1週間後に「ここまでできるようになってくださいね」とお伝えすると、確実に私が思っているレベル以上にして返ってくるんです。明らかに他の方とは取り組む姿勢が違いますね。それと、タキミカさんのインストラクター歴は3年目で、まだまだ喋り方も成長が必要なんですけれども、オンラインレッスンのやり方でも宿題を出すと、セリフをカレンダーの後ろに書いて、寝る所の天井に貼って寝る直前まで練習して、起きたらまたすぐ練習したりしているんです。徹底するところはアスリートですね。

タキミカさんとは5年間、離れていた期間がありましたが、再会したときはいかがでしたか?
中沢さん:太ることなくきちんと体型を維持してらして、素晴らしいなと思いました。ジムに行くとおしゃべりのほうを楽しむ方もいらっしゃいますが、タキミカさんは朝9時半から夕方5時まで、まるでお仕事のようにおしゃべりもせず、毎週水曜日の休館日以外はしっかり”出勤”してやられています。継続する力もすごいので、初めてお会いしたときよりも再会したときのほうが元気でしたね。

タキミカさん、中沢先生がそうおっしゃっていますが。
瀧島さん:それだけスポーツが好きなんですね。体操が好きになっちゃったんです。でも、それは中沢先生だったからこそで、中沢先生にお会いしていなかったらいまの私は100%なかったと思います。基礎も分からず1人で勝手にやっているだけだったのを、きちんと指導いただいて、どこに筋肉を付けるとか、後ろから見ても背筋が伸びているとか、そういうことはできなかったですね。

いまのご活動はオンラインでレッスンされているということでしょうか?
中沢さん:そうですね。新型コロナウイルスが流行する前は、不定期で全国に呼ばれて行くのと、九段下にスタジオがあるので、月に2,3回とかはやっていました。いまは緊急事態宣言が出ているので、オンラインレッスンの撮影ができるスタジオにタキミカさんが行けない状態なんです。ですから凍結中ですね。

タキミカさんはレッスンを通じてどんなことを伝えたいと思っておられるんですか?
瀧島さん:世の中の皆様方には明るくなってほしいですね。お家に引っ込んで「できない」って言うばかりじゃなくて、外に出てみたりして元気になってほしいです。できることなら47都道府県にいてくださる私のファンの方にもお会いして、私の元気をあげたいと思っているんですよ。いまは何もできないのでがっかりなんですが、元気をあげたいですね。

いまはYouTubeやInstagramでお姿が見られますから、それで元気はもらえますね。では、話題を変えて「夢」について伺いたいのですが、小さい頃に何か夢を持っていらっしゃったことはありますか?
瀧島さん:夢なんて持ってなかったですね。のほほんと育ってきちゃったから、小さい頃にそういう夢はありませんでした。

YouTubeでは2021年に向けての夢を仰っていましたね。
瀧島さん:はい。私は47都道府県を回ってファンの方にお会いして元気をあげたいと思っています。あとは中沢先生が付けていらっしゃる腕時計、アップルウォッチですね。それを買いたいなあと思うのと、歌など歌ってみたいなと。

中沢さん:僕は今年、NHKの紅白歌合戦に出てほしいなと本気で思っていますね。だから作詞家と作曲家を探しているんです。

紅白歌合戦ですか? それはいいですね! タキミカさん、いかがですか?
瀧島さん:中沢先生はそう思ってらっしゃるんですね。私はそんなことまでは思っていませんけれども。

中沢さん:でも絶対に日本中が元気になると思うんですよ。だから本当に紅白歌合戦は狙っています。

確かに、タキミカさんを見たら日本中の人が元気になると思います。でも、まだまだ他にもあるんですよね?
瀧島さん:はい。あとは世界最先端のトレーニングを受けてみたいなというのと、自分の人生をたどった本を出してみたいなあって思っています。

なるほど。それでは、プラチナエイジの方に向けてメッセージをいただけますでしょうか?
瀧島さん:スポーツに対しては年齢はありません。年齢はただの数字なんです。だから、何事も少しずつでいいから、諦めないでやってほしいなと思うんですよ。週に1回でもいいから諦めないで続けていけば、体は必ず応えてくれるんです。だから、元気を出して、何事も諦めないでやって欲しいです。

ありがとうございます。では最後にいつものあの一言をお願いします。
瀧島さん:年齢はただの数字です! パワーエイジング!

YouTube「タキミカ公式チャンネル」
Instagram「takimika_poweraging」
公式HP「年齢はただの数字だ」パワーエイジング
【プレスリリース】SIXPADが、日本最高齢フィットネス・インストラクター “タキミカさん(90歳)” とパートナーシップを締結(2021年2月25日)

【編集後記】
事前にYouTubeで拝見したそのままの笑顔でご登場くださったタキミカさん。話し始めると、タキミカさんの屈託のないどこまでも明るい笑顔に、すぐにファンになってしまいました。くるくると無邪気に変わる表情も本当に魅力的で、どれほどいまご自身がやられている活動が好きでいらっしゃるかが伝わってきます。
トレーナーの中沢さんも、タキミカさんを90歳のおばあちゃんではなく、1人のインストラクターとして同じ目線で接しておられて、二人三脚で歩んでこられた深い信頼関係も感じられます。
「年齢はただの数字」「加齢はしても老化はしない」というタキミカさんのお言葉に、私たちも改めて元気と希望をいただけた楽しいインタビューでした。
プラチナエイジ振興協会は、これからも現役最高齢フィットネスインストラクター・瀧島未香さんを応援していきます。
(インタビュー・文/安 憲二郎

本記事に関する連絡先:プラチナエイジ振興協会事務局
電話: 06-7657-2739

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