草刈民代 様

女優、元バレリーナ

草刈民代

バレリーナとして第一線で活躍中に、映画『Shall we ダンス?』で主演を務め、社会現象ともいえる大ヒットを記録。女優としても高く評価され、数々の賞を受賞した。

その後は、海外の著名なバレエ団や振付家との共演を重ね、表現者としての幅を広げる。

プロデュース公演にも取り組み、日本人バレリーナの新たな可能性を示す存在となった。

2009年にバレリーナを引退後、本格的に女優としての活動を開始。

舞台・ドラマ・映画に加え、近年ではバラエティ番組にも出演し、新たな魅力を発揮している。

また、若手アーティストの支援やチャリティー公演の主催など、芸術を通じた社会貢献にも積極的に取り組んでいる。

皆様、本日はありがとうございます。
草刈民代でございます。
この度は素晴らしい賞をいただきまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。

この賞のご説明を伺った時に、深く心に残った言葉がありました。
若い人たちが年齢を重ねることに希望を抱ける世の中を目指し、この呼称の普及に努めています。
プラチナエイジ振興協会様の趣旨でした。

私は今年5月に60歳を迎えましたが、その直前まで、気持ちの上ではずっと変わらずにいる自分自身に違和感を覚えておりました。
おそらく60代になると、シニア割引を受けられるようになるし、社会の中で今までとは違う立場に変わっていくイメージを強く持っていたからだと思います。
59歳から60歳になったからといって、急に何かが変わるわけではありません。
そんなジレンマに揺さぶられていた時に、ふと気が付いたことがありました。

この迷いは、世の中の刷り込みやイメージに振り回されているだけなのではないか。
そして人はそう簡単には変われない。
私は私。
このままでいいと言う実感が湧いてきて、それが自由という感覚と結びついていきました。

そして改めて思ったのです。
私は今やっと、自分の納得できる価値観を、自分自身で選択できる年齢になったのだと。
これからは、これまでの経験を昇華させられるように、またより心豊かに生きていけるように、努めてまいりたいと思います。

数年前の私だったら、青臭いことを人前で語るのは、きっとはばかられていたことでしょう。
今は自由を知ったからこそ、素直に語れるようになりました。

まさにプラチナエイジを迎え、年齢の重ねることの意味を知り、これからどんな発見があるのか。
前向きな気持ちになれたことは、意外なことでした。
この賞に選んでいただきましたこと、本当に嬉しく思っております。
皆様、本日は本当にありがとうございました。


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