
株式会社ミカフェート 代表取締役社長
日本サステイナブルコーヒー協会 理事長
タイ王室メーファールアン財団 コーヒーアドバイザー
チャレンジ コーヒー バリスタ実行委員会 委員長
JAL日本航空 コーヒーディレクター
川島良彰 様
1956年静岡市のコーヒー焙煎卸業の家に生まれる。
1975年エルサルバドル国立コーヒー研究所に留学し栽培・精選を学ぶ。
1981年大手コーヒー会社に入社。ジャマイカ、ハワイ、インドネシアで農園開発を手掛け、マダガスカルで絶滅種の発見から「コーヒーハンター」と呼ばれる。
レユニオン島では絶滅種を探し出し、同島のコーヒー産業復活を果たす。
2008年株式会社ミカフェートを設立。「コーヒーはフルーツである」ことを提唱し、新しいコーヒー文化を提案。
2014年タイ王室メーファールアン財団のアドバイザーとして、アヘン栽培地帯に住む少数民族のコーヒーへの転作支援に携わるほか、ルワンダで平和構築の一環としてJICAコーヒーサプライチェーン強化プロジェクトを立ち上げる。
2021年から障がいを持ったバリスタの競技会「チャレンジ コーヒー バリスタ」を開催。コーヒーを通じて障がい者雇用の可能性と自立を追求し続けている。
本日は栄えある第12回プラチナエイジストを賜り、大きな喜びに満ちております。
選考委員の皆様、そして今日まで私の挑戦を支えてくださった皆様、全ての皆様に心より感謝申し上げます。
私は1975年にエルサルバドルへ留学して以来、50年以上にわたりコーヒーに魅了され続けて、中南米、アフリカ、東南アジア、世界中の産地を訪れ、生産者と親交を深めてまいりました。
マダガスカルやレユニオン島では絶滅したと言われた品種を探し出し、復活させる機会にも恵まれ、いつしかコーヒーハンターと呼ばれるようになりました。
日本ではコーヒーはフルーツであるという新しい文化を提案し、コーヒーの価値を上げ、本当の美味しさを伝える活動をしております。
近年世界は効率やスピードを求めがちです。
しかし、私が発展途上国の農園で学んだのはそれとは真逆のことでした。
本当に美味しい1杯のコーヒーを生み出すには、長い時間と自然への畏敬の念、そして人の手による途方もない手仕事が必要です。
「効率とは真逆にある本物をお届けすること」
それこそが私の生きてきた証であり、情熱の源泉です。
そしてこの本物をお届けするという、私の理想を信じ共に歩んでくれるミカフェートのスタッフにも、この場を借りて心から感謝を伝えたいと思います。
私が世界の産地を飛び回ることができるのも、日本で彼らが1杯のコーヒーに込められた情熱を、確かな形でお客様に届けてくれるからです。
私にとって、彼らは誇るべき最高の仲間たちです。
また、破天荒とも言える私の生き方を誰よりも近くで理解し、海外の産地へ赴く私をいつも笑顔で送り出し、家庭を守り、常に一番の味方でいてくれる妻の存在がなければ、この場に立つことはできなかったでしょう。
最愛の妻にも心からありがとうを贈ります。
これまで世界各国でコーヒーを通して、社会貢献に取り組んでまいりました。
日本の若者たちと生産国との架け橋になる活動や、知的障がいを持った人たちに就労支援としてコーヒーの抽出指導と、チャレンジコーヒーバリスタの開催を通じ、コーヒーが持つ人と社会を幸せにする力を、次の世代へ届けることに力を注いでいます。
コーヒーは人と人を繋ぐ飲み物です。
シルバーではなく、経験を重ねて美しく輝くプラチナ、この受賞を大きな節目として、私はこれからも少年のような好奇心に胸をたぎらせて、世界の産地を飛び回ります。
そして自然環境と人権を守りながら美味しいコーヒー作りに励む世界中の生産者を、これからも日本のコーヒーラバーたちに紹介していく所存です。
最後に、私たちプラチナエイジ世代、そしてこれから続く皆様。
いつも心にワクワクする衝動好奇心・情熱を忘れなければ、人生はいつでもどこでも新しく輝かせることができると信じています。
私自身もまだ道半ばです。
これからも挑戦を続け、次の世代へ経験と熱い志をつないでまいります。
本日は本当にありがとうございました。
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