コロナ禍で大きな変化を迎えた社会も新たな落ち着きを取り戻したいま、プラチナエイジの皆様もますます活動的になってきています。ひとりでも多くの方に、歳を重ねることや夢を持つことの素晴らしさを伝える【プラチナエイジ夢フェスティバル】、第9回を迎えた今回も素晴らしい夢が集まりました。未来に向かって「いま」を輝いて生きるプラチナエイジの皆様の夢は、どの夢も私たちの背中を力強く押してくれるものです。プラチナエイジ振興協会は、これからもプラチナエイジの皆様を応援してまいります。

<プラチナ大賞>
【夢はギネス記録更新よりも夫婦元気に孫の結婚式に出て曾孫の顔を見ること】
ギネス記録「フルマラソンを完走した最高齢夫婦」保持
内田昌詞さん(90歳)
内田良子さん(87歳)

スポーツの世界には様々な世界一の記録がありますが、内田昌詞さん・良子さんご夫婦は「フルマラソンを完走した最高齢夫婦」として、2015年にギネス記録に認定されました。それだけでなく、その後3回も記録を更新し、2019年の神戸マラソンでは86歳と83歳で完走、見事「夫婦で合計170歳30日」で4回目のギネス記録更新を達成されました。
しかし、コロナ禍で大会がなかった4年間を経て出場した2023年の大阪マラソンを機に、内田さん夫妻は「原点回帰」を決断され、いまは新しい夢〜ギネス記録更新よりも夫婦元気に孫の結婚式に出て曾孫の顔を見ること〜のために日々を丁寧に暮らしています。

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<プラチナ賞>
【私、柚子に恋してるんです。生涯をかけて柚子の魅力を世界に発信していきたいですね】
料理研究家・柑橘研究所 所長
江本佳寧子さん(74歳)

高知県出身の江本佳寧子さんは、日本人女性として初めて、スイス・在ジュネーブ総領事公邸の公邸料理人になられ、長年にわたり海外で活躍されてきました。また、65歳で日本ドイツワイン連合会の「ドイツワインケナー」資格を、70歳で日本ソムリエ協会の「ワインエキスパート」資格をそれぞれ取得され、現在は「マダム佳寧子」として、お料理教室やワイン教室を運営しながら、ウクライナ支援も行っています。
目をキラキラさせて「ライフワークである柚子の魅力を発信したい!」とお話しされる江本佳寧子さん、その夢はいまも世界に向かって広がっています。

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<プラチナ賞>
【音楽の力や教育を通じて子供たちに豊かな未来を残したい】
M.J.Kids’クリエイション代表/児童発達支援KNOT代表
戸谷章子さん(66歳)

「夢は子どもたちの存在そのもの」と語る戸谷さんは、幼児・小学生教育を経営しながらビートルズのカバーバンドのボーカルとして音楽活動をしています。戸谷さんは「Gig Me Do!」というライブを開催していましたが、2019年、2020年と連続で大型音楽イベントを主催。2019年は横浜ランドマークホールで恵まれない子どもたちへの募金を募るイベントを成功させ、コロナ禍に見舞われた2020年は、全世界へのライブ配信を成功させました。その活躍には多くのメディアが注目しましたが、戸谷さんの心の中心には、いつでも目の前の子どもたちの未来を思う気持ちがあるのです。

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<プラチナ賞>
監督・プロデューサー
山田火砂子さん(91歳)

東京生まれ。戦後女性バンド「ウエスタン・ローズ」で活躍後、舞台女優を経て、映画プロデューサーに。実写版の「はだしのゲン」、「春男の翔んだ空」、「裸の大将放浪記」など数多くの映画を製作・公開した。初の監督作品としては、アニメ映画「エンジェルがとんだ日」がある。これは重度の知的障害者である長女とともに歩んできた半生を題材としたもの。
ほか「石井のおとうさんありがとう」は平成17年度日本児童福祉文化賞を受賞。著書に「トマトが咲いた」があるが、これは娘2人を育てながら、映画のプロデューサーとしてがんばってきた、泣き笑いの29年間をまとめたもの。他に「夢見る火砂子さん映画石井十次を撮る」。また学校・施設・イベント等で、福祉、教育、子育て、平和など幅広いテーマで講演活動も行っており、実績も豊富である。

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<プラチナ賞>
【子どもたちが希望が持てるような、絆やつながりを感じられる商店街にしたい】
気仙沼条南商店街

宮城県気仙沼市にある気仙沼条南商店街は、大ヒットした映画「THE FIRST SLAM DUNK」のポスターを「おじさんたちが忠実に再現した」ことで、一躍話題になりました。最高年齢89歳、平均年齢64歳の5人のおじさんたちの表情豊かなポスターは、見れば確かに話題になるのも納得です。
しかし、気仙沼条南商店街には面白いポスターだけでなく、地域の絆やつながり、お買い物から生まれる温かいコミュニケーション、他人の痛みをわかりあえる子どもたちの成長、そして未来に向かって創意工夫とアイデアで勝負していくという素晴らしい魅力がたくさんあるのです。

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<特別賞>
【新しい事業を3つ立ち上げる】
上條啓子さん

私は来年から新しい事業を3つ立ち上げる決意をしています。1つ目は年配女性向けアパレルショップです。
理由は松本市には年配女性向けの洋服屋さんが無いから。オシャレしたくても購入出来るお店がありません。若い人達はネットで購入してますが年配になると、(私自身もそうですが)ネットでの注文は苦手な人が多い。年配ほど、どんどんオシャレして輝かなければいけないのに、購入出来るお店が身近に無いのです。年齢を重ねれば重ねる程に見た目は大切です。オシャレなお洋服を着て年配の女性に若々しく元気になって輝いて欲しいと思います。オシャレを楽しみたい多くの女性が集まって来れる、そんな夢のあるお店を作りたいと思います。

2つ目は不動産事業です!
私は昨年65歳にして宅建の試験に挑戦しましたが3点足りなくてダメでした。そんな私を見て今年は息子が挑戦してくれ、見事に合格してくれました!息子と共に正直に誠実に地域の皆様に喜んで頂く事の出来る不動産屋さんを目指します。

3つ目は、綺麗になる為の美肌ケア専門エステサロンです。
現在は癒し中心のサロンを経営しておりますが、新しいサロンは娘を中心としてもっと専門的な事を勉強して綺麗になりたい人達の本格的なお手伝いが出来るそんなサロンにしていきたいです。私自身も益々綺麗にオシャレをしてどんどん輝いて行きたいと思っています。それには多くの女性経営者さんとの出会いを持って前向きな仲間作りをしてたくさんの刺激をもらえたらと考えています。その為に女性経営者の会も立ち上げます。益々前向きに頑張ります。

<特別賞>
【イキイキと笑って輝きながら、新しい仕事も趣味も満喫する人生を送る】
藤倉徹さん

産声をあげてから60年間、千葉県松戸市の実家は天保4年から続く畳店で、次男である私が畳店を継ぎ7代目として経営して参りました。
60歳を迎える頃、残りの人生について妻と色々な事を話し合い、以前からの趣味の一つである、夫婦キャンプに出掛ける度に様々な思い出ができました。
そんな中、老後はマイホームを購入して山を観ながら平穏な暮らしがしたいと思い、一年間かけて毎週長野県に通い、今回長野県上田市で60歳からの生活をスタートすると共に、『藤倉畳店 横傳』を開設致しました。
職人は何歳になっても、何年経っても試行錯誤や工夫をしながら経験を積んで、自分なりに正解を見つけていく仕事です。
『古き暖簾に信頼あり』の言葉を大切に、自分の足で上田市全域を歩き、地域の皆様と会話をしながら、自作のチラシを投函させていただき、4月から12月でほぼ配布終了の目処がつきました。
チラシを手渡し出来たお客様から「ありがとう」と言って頂けることが、日々のやりがいに繋がっております。ご苦労様ではなく「ありがとう」の意味、心響きました。まだまだ60歳、仕事を軌道に乗せながら、趣味の旅行、食べ歩き、キャンプ、ツーリングと、平行して満喫して行きます。
イキイキと笑って輝きながら日々生活したいと思います。