プラチナエイジストの夢に触れることで、「私も輝いて生きよう!」という人が増えることを願って、プラチナエイジ夢フェスティバルは開催されております。2021年は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、会場での開催に代わって、ホームページでの表彰となりました。しかし、夢を持つプラチナエイジストの輝きには一片の曇りもなく、むしろ、その生き方や笑顔で、ますます多くの人に元気を与えていました。世の中がどのように変化していこうとも、プラチナエイジストが抱く夢は多くの方の希望となり、勇気となっています。
<プラチナ大賞>
「47都道府県を回って、ファンの方や多くの方に元気をあげたい!」
日本最高齢フィットネスインストラクター
瀧島未香さん(90歳)
専業主婦として65歳まで運動もすることなく過ごしてきた瀧島さんですが、「太ったね」というご家族の一言を機にジム通いを始めました。
体験だけと思ってトレーニングをしてみると、「運動すれば痩せるんだ」という実感を得て、すぐに本格的なトレーニングを開始。
5年をかけて-15kgの減量に成功、理想の体型を手に入れ、87歳にして日本最高齢のフィットネスインストラクターになりました。
その活動はメディアを通じて大いに注目を集め、公式YouTubeチャンネルの登録者数は2万人を突破(2021年1月30日現在)、幅広い世代に人気を博しています。
「年齢はただの数字です」「加齢はしても、老化はしない」という言葉と共に、今日も瀧島さんのトレーニングは続きます。
・瀧島未香さんのインタビューページはこちら
・YouTube「タキミカ公式チャンネル」
・Instagram「takimika_poweraging」
・公式HP「年齢はただの数字だ」パワーエイジング
<プラチナ賞>
「6度目の金メダルを獲って、100歳まで現役続行!」
ベンチプレス世界大会5回優勝の現役選手
奥村正子さん(90歳)
奥村正子さんは、1930年7月7日生まれ。2020年で90歳を迎えた、世界マスターズベンチプレス選手権で5回の優勝を誇る現役最高齢の女子ベンチプレス選手です。
ベンチプレスは73歳から始めて、現在も次の世界大会で45kgを持ち上げての優勝と、100歳までの現役続行を目標に掲げています。
2019年には著書「すごい90歳」(ダイヤモンド社)も出版、多くのメディアで紹介され、年齢を感じさせないその姿には驚きの声が多数。
「私は幸せなんですよ」と言って笑う奥村さんは、今日もトレーニングを続けています。
・奥村正子さんのインタビューページはこちら
・「すごい90歳」(ダイヤモンド出版)
・「89歳、人生なんだってできるのよ! -マスターズベンチプレス世界チャンピオンが語る 人生100年時代を楽しく生きる秘訣」(桜の花出版)
<プラチナ賞>
「多くの人に癒やしを感じてもらえるような、後世に残る絵を描き続けていきたい」
日本最高齢の銭湯絵師
丸山清人さん(86歳)
1934年9月1日生まれの丸山清人さんは、絵を描くことが大好きで、18歳のときに叔父であり師匠である故・丸山喜久男氏に弟子入り。
日本でも3人しかいないと言われる現役銭湯絵師として活躍されています。
日本人の多くが銭湯で目にするあの大きな富士山の絵は、特に奥深いテーマで、いまだに研鑽が必要なのだそう。
穏やかな笑顔とお人柄が、爽やかで雄大な絵にそのまま描かれているような印象を感じました。
以下、公式ホームページより転載
「兄弟弟子の中島盛夫氏とは、共に現役で活動中。25歳で独立。最近では、銭湯の背景画はもちろん、個人宅・店舗・病院・老人ホーム、個展開催、CMや映画、空港・区役所やホテル等の様々なイベント、大学の講演会、小学校の銭湯プロジェクトへの参加など、多岐にわたって活動中。
日本でも数少ない銭湯背景画絵師の中でも最年長の絵師であり、今までに描いた作品数は10,000枚を超える。」
<プラチナ賞>
「自分らしいライフスタイルを発信して、大切な人に元気を届けたい」
佐波光男さん(83歳)
インスタグラムで、そのお洒落なファッションが目を引くシューター光男さんこと、佐波光男さんは83歳(2021年1月現在)。
名古屋に生まれ、名古屋で育った佐波さんは、オリンピック種目でもあるクレー射撃で1964年の東京オリンピックに出場したアスリートです。
選手として活躍したあとは後進の育成に力を注いだり、名古屋に多くの飲食店を展開するなど事業家としても手腕を発揮。現在はすべての要職を辞し、親しい友人と自分らしいライフスタイルを送っておられます。
<プラチナ賞>
「65歳までに大好きなハワイで開かれているホノルルマラソンを4時間以内で完走を目指し、セールスライターとしても起業する!」
並木謙治さん(60歳)
並木さんはスポーツが好きで、20代からテニスやゴルフを続け、奥様とは年に1回の海外旅行でワイナリー巡りやトレッキングをするというライフスタイルを過ごしていました。
そして2020年に60歳を迎え、これからは人生の後半戦なのかなと思い始めたところでプラチナエイジ振興協会を知り、プラチナエイジ宣言をされます。その後、協会ホームページ内の先輩プラチナエイジストの夢に触れ、「自分も夢を持って生きたい」と決意して、プラチナエイジ夢フェスティバルにも応募されました。
そんな並木さんに奥様も触発されたようで、テニスの試合にも参加を考えるようになったそうです。
<特別賞>
「お芝居や歌で、『よし頑張ろう!』と思ってもらえる笑顔で喜んでいただきたい」
大喜裕子さん(60歳)
<応募コメント>
和気あいあいと楽しい時間を過ごしながら元気に60歳を迎えました。幸せと感謝の気持ちで一杯です。還暦と言ってもまだまだ身体は元気ですし、何より孫の笑顔と人とのお喋りが元気の源です。最近、時間がなかなか取れなかったお芝居と歌のお稽古を始めました。以前タイのバンコクで経済援助ボランティアをしたとき、自分の表現によって人の心を動かすことが出来ることを知りました。人が惹かれるのは物ではなく、やはり人なんだということも知りました。「よし頑張ろう!」と思ってもらえるくらいの笑顔で、皆さんに喜んで頂けたら最高に嬉しいです。自分に何ができて、その中で何がしたいのか?という問いに対して向き合って、仕事や社会貢獻活動を楽しみながら、人とのコミュニケーションを大切に過ごしたいです。
<特別賞>
「ジャズピアノの素晴らしさを伝え、故郷の文化的発展や後進の育成に貢献したい」
福田ノブ子(Utterback Nobuko Fukuda)さん(84歳)
<応募コメント>
若いときからずっとジャズピアニストとして上手くなりたいと思っていて、多くの人に喜んでもらえるジャズピアニストになることが夢でした。上手くなりたいという夢はこの歳になっても変わっていません。
いまは実家である福田病院で、子供を産んだお母さんたちが入れるレストランで演奏したり、地域のジャズクラブやお店でも演奏しています。教室をやっていて、生徒もたくさんいるんですが、熊本はもちろん、全国的にもジャズピアノの素晴らしさを知ってもらって、文化的にも発展させていくことができればいいなと思っています。
※以下、推薦者様からの福田様ご紹介文
「40年の長きに渡り、本場アメリカでジャズピアニストとして活躍。そのアメリカでジャズクイーンにまで登り詰めた女性です。10年前に帰国。故郷の熊本に居を構え、実家である日本一の出産数を誇る福田病院(熊本市中央区)で妊産婦の方々のために素晴らしい演奏をするとともに、故郷の音楽、文化の発展を願い、後進の育成のために精力的に活動しています。」
<特別賞>
「25年前から始めたクラッシックバレエ。夢はあと10年踊ること」
山中公実子さん(67歳)
<応募コメント>
三女が6歳の時に一緒に始めたクラシックバレエ。子供の頃から憧れていたバレエの世界に魅せられてあっという間に25年。基本を身につけることは至難の技。身体に向き合い心と向き合う。年齢を重ねて体力が落ち踊れなくなる自分が不安で仕方がない。そんなとき、コンテンポラリーダンスに進んだ娘に言われた一言。「なんで? どんどんよくなるんだよ」と。跳べない回れない脚が上がらないと自信を失うのではなく、今の自分で踊ればいい。現在67歳。夢はあと10年踊ること。娘に負けないように生き生きと。
<特別賞>
「高齢になって社会になじめない人達の『生活アドバイザー』になること」
扇信人さん(66歳)
<応募コメント>
昔なら、65歳は隠居生活が定番でしたが、その「隠居」という言葉すら、死語になるほどの時代の流れです。私の夢は、高齢になって社会になじめない人達の「生活アドバイザー」になることです。来年は、その国家資格に挑戦したいと思っています。それと、今はまだ3級ですが、3年前から始めたそろばんの1級、そして段をとることです。
今から4年前、四国遍路の旅に出ました。自転車で約1400キロの道のりでしたが、約20日かけて満願することが出来、「最初の一歩を踏み出す勇気」を頂きました。お遍路から帰ってきて以来、人生のやり残しがあったようで、サラリーマンという本職以外の仕事にチャレンジしてきました。コンビニ、回転すしやの皿洗い、運送業の仕分けなどを経て、今は、ニトリというインテリア会社でレジの仕事をしています。同年齢の方から「頑張ってね」という励ましのお言葉をかけて頂くこともあります。
いつかは誰もが通る道、一人一人が避けては通れない道、暗闇で明かりが全くないような時代を迎えている現代という社会、私はそんな闇を歩いておられる方の先を照らす「一灯」になりたいと思っています。
<特別賞>
「笑って楽しい時間を過ごせるシェアハウスを作りたい」
出水藤乃さん
<応募コメント>
歳を重ねると寂しいというのは事実ですし、だからと言って家族と同居も幸せ一杯というわけではありません。いまの高齢者の人々が、かつて家族と住んで楽しかったという雰囲気をもう一度味合わせてあげられるような、むしろ私の理想の家族という集合体を現代に生き返らすことができると良いなと思っています。
私はハワイ在住19年でリタイヤを考えて夫と共に日本に帰国し、温泉で有名な白浜にて今年から住み始めました。ハワイで介護士を10年して、数々のシニアと出会い幾つものドラマと出会いました。出会った人はみんな唯一無二の人生を送ってきたんだ、せめて最後に笑って楽しい時間送ってほしいし、私も送りたい。
白浜は温泉のある風光明媚な所、空きのビルも土地も安いです。自分で起業すると収支を考えるので大変ですが、そのところを補ってくれるサポートがあればできる事をしてみたい。認知症も改善できるかもしれないという見地も見逃せないし、砂浜を裸足で歩くだけで体に良いなんてうってつけです。ボランティアの導入などアイデアはあるし、まずはシニアを尊ぶことが大事で、それが始まりだと思っています。
<特別賞>
「川柳、短歌、随筆などを始めて公募サイトに応募して入賞する」
中井正男さん(80歳)
<応募コメント>
80歳を過ぎて、1日無為に過ごすよりも、ぼけ防止を兼ねて何か頭を使う作業はないか、川柳、短歌、随筆などを始めてみてはどうかと考え、ネットにいろいろな公募サイトがあるのを知り、それに応募してはどうかという考えに至った。
もし運よく入選、佳作でも頂ければ、子供、孫にちょっと自慢できるー子供らには、はた迷惑なことかもしれないがーと、早くも調子のいいことを思い始めた。そこで現在は川柳、短歌つくりの入門書を読み、せっせと勉強中である。また、趣味を同じくする同好会に入ろうと考えている。だから、今一番の夢は公募サイトに応募して入賞すること。誰にも迷惑はかけないし、少なくともぼけ防止の役には立つだろう。私の今の小さな夢である。
<特別賞>
「熊野古道で一日以内に100km歩きながら円周率10万桁以上を暗唱すること」
原口 證さん
<応募コメント>
潜在能力開発法の考案をライフワークにしております。
高齢者であっても頭脳と体力の維持は大いに可能であることを世の中に広く知って欲しいものですね。
Copyright 2019 一般社団法人プラチナエイジ振興協会